| なんでもないはずの秋の日に 喜びと哀しみが過ぎ去った日に ふと眼を上げてみれば秋の蒼さが 木のベンチが伝えるこの優しさは 傷つけない程度に肌に冷たく 風がこぐブランコは音を響かせ 独奏がゆっくりと辺りを満たす なんだかとても切なくて 無意味に明るく叫んで足を蹴りだす 真っ直ぐに飛び出したサンダルは どこまでも落ちないように思えた 笑顔で見送り涙を袖で拭う 今までをも拭い去るかのように 秋の空は高く高く高く 手を伸ばせばさらに高く 永遠に続くかのように見えた薄い蒼 冬を目の前にして 吹く風に運ばれた跳ね飛ぶ砂は 寂しくリズミカルに靴を鳴らして 草は生気少なくかすかに震え 葉がこすれて囁く終わりの時を 日時計からの影は薄く見えない たとえ雲ひとつ無く晴れていようと 心がやけに透き通り 意味なく駆け出し始めて空気に触れる 涙があふれて飛び落ちてゆき 敷いたレンガに残された黒点 湿ったこの顔乾いた笑い声 今ここには私しかいないのに 秋の空は高く高く高く 手を伸ばせばさらに高く 永遠に続くかのように見えた薄い蒼 冬を目の前にして |
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この詩はクラウドさんの2000HIT獲得記念として贈らせていただいたものです クラウドさんは「チョコボックル」というウェブページを運営されているので、よろしければ一度ご覧下さい。 明るく楽しいページです。 |
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