孤独の唄


寄せては返す 波打ち際で
固く目を閉じ 白い唇
冷たい水に 身体を浸し
ずっと私は眠っているの。

ねぇ 私は誰だっけ?
ねぇ どうしてこうなった?
ねぇ 誰か 教えてよ。

月は満ち 闇 水面(みなも)を照らす
ぽっかり開(ひら)いた 心に凍みる
自分が誰だか 知らずに絶える?
起きることさえ出来ないの。

ねぇ 此処は 寒すぎて、
ねぇ キリキリ痛むのよ。
ねぇ 誰か 差し延べて。

明けること無い闇の中 誰にも知られることもなく
自分の名前も解らずに 女が一人 消えました。
女が一人 消えました。







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