2010年の近況とか



近況とか過去ログ


12月31日
 気がつけば大晦日です。
 年末が忙しいところに転職してしまったせいで、ろくに一年を反省する暇もありません。などと言って反省をサボる魂胆です。
 そういえば読書年ももう終わり。今日の読書に上げた本は……あれ、12冊しかない。
 これはまずいので、百冊に達するまで続けることとします。
 それでは、今年もありがとうございました。来年もなにとぞよろしくお願いいたします。

 <コメントレス>

>07:23 私は両手ともありますねえ……それはそうとメニューの下にツイッター張っといた方がいいんじゃないでしょうか?
 おお、長掌筋が両方あるとは羨ましい。これで崖から落ちたときでも大丈夫ですね!(そういう問題じゃない)
 そういえば密かにツイッターをやってますが、あれは完全に内輪受け用として使っているので、とくにリンクなどはしないことにしてるんですよ。
 じゃあこのサイトは内輪受けじゃないのか! と突っ込まれそうですが、作ってる本人は違うと思い込んでいます。



今日の読書
内乱記
講談社学術文庫 著:カエサル 訳:國原 吉之助

 古代ローマの政治家にして将軍であるガイウス・ユリウス・カエサルが、自分が戦ったローマ内戦について書いた本です。
 ちなみにカエサルは、古代ラテン文学において最高の文章力を持つといわれ、今でもラテン語を学ぶときはカエサルを例文に使うほど。ですが残念なことに著書のほとんどは失われ、現代では「ガリア戦記」とこの「内乱記」の2つしか残っていません。
 で、その二つのどちらが面白いのかと言えば、「ガリア戦記」を選ぶ人が圧倒的多数。「内乱記は同じローマ人相手の戦争だから、遠慮が筆を鈍らせたのだ」というのがよく聞く説ですが、私は別の感想を持ちました。
 「ガリア戦記」は、当時ローマ人にとって未知の地であったガリア(現代のフランス)での戦いで、戦争シーンの合間にその土地の気候や住民の風習などが紹介されており、冒険談のような楽しさがあります。
 一方「内乱記」の方はローマ内で戦われたため、そのような説明がさっぱりありません。おそらく当時のローマ人であれば、説明なしですぐわかる場所なのでしょうが、現代人にはわからず情景が想像しづらいというのが問題でしょう。
 悪い点を挙げましたが、「ガリア戦記」に比べると劣るというだけで、この本自体は迫力ある戦争描写と、ピンチからの脱出という王道の面白さがあって、オススメです。


11月26日
 長掌筋という筋肉をご存知でしょうか。
 手首の内側に見える筋肉で、親指と小指を向かい合って立たせたとき、手首の内側に浮き上がる筋の、真ん中もしくは小指側にあるのが長掌筋の腱です。

チョー掌筋。

 この筋肉は現代では退化しつつあり、生まれつき存在しない人がけっこういるんだとか。だからといって手や指のどこかが不自由になるわけではありません。
 じゃあ何のための筋肉かというと、手首を大きな力で屈曲させるときのサポートをするものです。
 たとえば物凄い重い物を持ったときや、全体重を手で支えなければいけない懸垂のときとか。まあつまりは、原始人にとって役に立つ筋肉です。
 ところで私の右手には長掌筋があるのに、左手にはありません。

「長掌筋がない! さては左手首を骨折したときの手術で取られたか!」

 別にそんな話は聞いてませんが大騒ぎ。自分の肉体の一部が欠損していると知るのは、なんとも不安になるものです。
 そんな私を、親がこう慰めてくれました。

「懸垂とかしなければいいじゃない」
「でもそれだと万が一、吊り橋を渡ってるときにロープが切れたら、ファイト一発で助からないじゃない!」
「ないから」
「……はっ! そういえばリポビタンDを飲んでも全然効かないと思ったら、これのせいか!」
「ないから」


8月28日
 そういえば今なんの仕事をしてるのか、言ってなかった気がするので、今回はその話題です。
 現在はウェブ作成の仕事をしています。とある生花店のインターネット販売部門を一から作っているのです。
 なんかIT! って感じでなんかカッコいいのですが、それを専業できるほど余裕のある身じゃないので、電話番や書類作成や配達なども手伝っています。
 そして最近「せっかく花屋に出入りしているんだから、アレンジメントフラワーくらい作れるようになっときなさい」と言われたので習い始めたりしてます。
 プロの人につきっきりで指導して貰い、その結果なんとか形になりました。

でもこれは悪い見本。

 ですが指導してくれた人からは、まだまだという評価を下されます。
「うーん。なんか君が作るのは、立体感がどうもおかしいな」
 ……立体感がおかしい。
 すごい聞き覚えのある批評だなと思ったら、五年くらい前に絵の練習してたときも散々言われたことでした。
 やはり私は立体に向いていないということらしいです。二次元最高!(ダメ発言)



今日の読書
地獄のX島で米軍と戦い、あくまで持久する方法―最強の米軍を相手に最悪のジャングルを生き残れ!
光人社NF文庫 著:兵頭 二十八

 やる夫スレのタイトルみたいで思わず買ってしまいました。
 太平洋戦争を舞台とし、架空の島において少人数で守備を行うにはどうしたらよいのか書かれている本……というと物凄く面白そうに感じますが、残念なことに早々に「ツルハシやスコップで防御陣地を作ってとにかく篭ろう」とあっさり結論されてしまいます。
 じゃあ残りのページはなにが書いてあるのかといえば、日本軍を中心とした装備品などの細かな性能が載ってます。が、それを読んでもあんまりタイトルのような防衛戦のイメージがわかないのが残念。
 最後の方など、なぜかクサリガマの有効性についての考察とか始まります。読んでいて面白い内容なのですが、タイトルと全然関係ない……。
 あとがきによればこの本はもともと印税なしということで、好き勝手に書いたものらしいです。そう考えるとたしかに、個人の趣味が炸裂している印象はあったなあ、と思わせる一冊でした。


6月5日
 エッセイを更新しました。
 ……なんか、5年ぶりになりますね。どうも最近月日が流れるのが早いです。年をとったせいでしょうか。恐ろしい。
 これからのエッセイは、旅行記系を増やして行こうかと考えています。
 今までは旅行なんて時間とお金の無駄と考えていましたが、旅をしていろいろ見て回ることで、アイデアが浮かびやすくなるという説もあるとか。
 ウェブサイトの更新のネタも増えて一挙両得なので、うまい話に飛びつくことにします。次はどっか離島とか行きたいなー。



今日の読書
柳生烈堂―十兵衛を超えた非情剣
祥伝社 著:火坂 雅志

 しまった、あんまり面白くない。どうしよう。
 ……まあ、いろんな本を読んでいれば「これはちょっと私には合わないな」というのが出るのは当たり前。せっかくだから紹介します。
 江戸時代初期を舞台とした時代小説で、剣豪の柳生十兵衛の弟でありながら、一族からつまはじきにされている柳生烈堂が主人公。彼は己の剣を高めると同時に、何者かに殺された十兵衛の仇を討とうと旅をします。
 最初に面白くないと言いましたが、ストーリーは面白いです。なにが問題かというと、登場人物のセリフが……なんか軽いのです。
 どうにも現代風の喋りというか、時代小説を読んでいる重々しさが感じられません。
 サクサク読めるところは素敵ですが、「面白い!」と感じる間もなくするりと読み終わってしまう気がします。
 はっきりどこが悪いと指摘できるわけではありませんが、なにか物足りない作品でした。


6月1日
 6月に入りましたが相変わらず怠け者生活。おおう。
 そんな私ですが、従兄弟の結婚式に行ってまいりました。
 結婚式の定番として、両者のこれまでの人生を振り返ったりする映像を見ながら、酒を飲み料理を食い散らかします。
 へー、私の従兄弟ってひそかにスノボで全日本ランキング16位なのかー。凄いのかどうなのかさっぱりわからぬー。
 などとまったりしていると、こんなアナウンスが流れてきました。

「さて、これからみなさん参加で、豪華商品つきのゲームを始めます!」

 ああ、恒例のビンゴゲームですね。しかしビンゴゲームってゲームと付くわりにはさっぱりゲーム性がなくてけしからん。もっと気骨のあるゲームをやりたいものです。
 と内心思っていたら……

「今からお配りするノートに、こざとへんの漢字をできるだけ書いてください」

 わりと本気のゲーム来た!
 侮っていると痛い目にあうという教訓。予選落ちでしたよ、ぎー。

<コメントレス>

>22:33 ぎゃあ、間に……ってそれ前にもやってませんでした?(2003年10月参照)
 あ、不覚。
 まったくもってそのとおりです。ええい、どうしようもない怠け者だ!



今日の読書
なまけもののあなたがうまくいく57の法則
大和書房 著:本田直之

 私みたいな人間にうってつけやー。
 ですがこの本を読めば怠けが直るのとかいう話ではなく、思いっきり「なまけものは直らないからあきらめろ」的なことが書かれています。
 そんな突き放されたこと言われると「じゃあ、あたし達なぜ生きてきたの!」という気持ちになりますが、つまりは要領良く怠けて生きろ、という内容です。
 とくにうなずけたのが「行動の発端は内的要因で、行動の維持は外的要因で」というところ。
 怠け者がなにかをするときに、他人から強制されてやらされると途端にやる気がなくなるので、必ず自分でやりたいと思う事にしなくてはいけない。もし外から言われたことでも、興味のあることと上手く組み合わせて、自分がやりたい物にするのです。
 そしていったん始めたら、途中で中断しにくいように外部から監視してもらうようにするのが大事。上司なり親なりに進捗を監視してもらうとか、あるいは習い事だったら通信教育ではなく教室に通うとか。
 「なまけものには、外部から言われて物を始め、自分の意思だけで継続するなんて高望みは無理!」と本の中で言い切っているあたり、ものすごく共感できました。


5月23日
 気がついたら更新してなかった!
 とりあえず同人情報だけでも……


3月31日
 ぎゃあ、間に合わない!(計画性ゼロ)
 とりあえず写真だけでも!


3月23日
 本日でNGルームは9周年を迎えました。そして私も三十路に突入です。
 ……いや、なんというか、三十路になるとさぞやショックだろうなあと思ってましたが、実際はただたんに一つ年をとっただけですね。なんとなくぼんやりと「もう三十路かぁ」という気だるい感じがするだけです。
 29歳を振り返ると、どうにも「もうちょっと頑張れたのでは?」という気がしてなりません。無理は禁物ですが、これからはほんのちょっとだけ無理をするぐらいの勢いで頑張っていきたいです。
 で、今期のテーマは「小説を書こう」です。小説をネットで発表するようになってから8年が経ち、最近ようやくコツがつかめてきたように思えるので、ガシガシ書いていこうと思います。
 なにとぞこれからもよろしくお願いします。


3月18日
 東京に行って、帰ってきました。
 いや、日曜夜には戻ってきていましたが、なんか東方の新作に魂を引かれて更新もままなりませんでした。
 しかもこれから仕事は二週間ばかり休みのない期間に突入。恐ろしいことですよ。
 東京に行ったときの話は今月中に書きます。ええ。
 こうやって宣言しておくことにより、うっかり忘れるのを防ぐ作戦です。



今日の読書

江戸の暗黒街
新潮文庫 著:池波正太郎

 前に読んだ「闇は知っている」との繋がりが見える短編集。江戸の街での殺し屋達のお話です。
 こういう悪党をメインにした小説のいいところは、最後まで主人公の運命がわからないところだと思います。
 普通の作品だと、どうせ主人公が勝つんだろう、死なないんだろうな、などと甘えた気持ちで読みますが、主人公が悪人だと無残な死に方でお話が終わってもなんらおかしくないので、勝負などの行方が最後までわからなくてハラハラします。
 ですがこの本では、それの裏をかいたようなテクニックが出てきます。「闇は知っている」の主人公に殺された商人が普通に登場するのです。
 あのときに殺されるはずだから、ここでは死なないだろうと油断して読みすすめていたら、別の人にあっさり殺されてしまったのでびっくり。
 矛盾してる! と叫びたくなりましたが、よく考えたら江戸時代には襲名というシステムがあったのです。商店の主人とかは、代々同じ名を名乗ったりするんですよね。
 うまいこと騙された、という気分になりました。


3月13日
 博麗神社例大祭に参加します。場所はぬ-07aです。そんなわけで今日と明日は東京ですので。
 ちなみに博麗神社例大祭とは、東方projectオンリーの同人誌即売会です。
 東方projectとは同人のゲームで、それに関連した個人製作の書籍を売ったり買ったりするイベントです。
 NGルームの近況とかは、初めてみた人にもわかりやすくをモットーにしてますが、そういえば今まで東方とか即売会とかについての説明をしてなかったような気がするので、今回入れてみました。
 それでは、博麗神社例大祭に参加される方々は、なにとぞよろしくお願いいたします。



今日の読書

闇は知っている
新潮文庫 著:池波正太郎

 amazonに画像なかったよ! ええい、古すぎたか!
 これは捨て子として寺で育てられていた主人公が、殺し屋となり闇社会に転落する人生が描かれた小説です。
 小説に限らず、人生でも思わぬ幸運や不運が何度もくるものですが、この主人公は幸運と不運がくるたびに、徐々に悪の道の深みにはまっていくあたりが切なくなってきます。
 望んで悪人になろうとしているわけではないのに、いくつもの人生の岐路で最適な道を選んだと思ったら、よりいっそう悪に近づいていくという悲しいお話でした。


3月8日
 たまたま同じ仕事場になった女子大生のバイトさんが、社会科の教職を目指している人でした。
「得意はなんですか?」
「日本史が好きです」
「いやあ、私も歴史が好きですよ」
 などと和気あいあいと雑談が弾みます。
 真面目に仕事するのもいいですが、このように初対面の仕事仲間と意気投合して働けるというのも素敵です。
 ですが私が江戸時代もいいですねといったら、突然こんなことを聞かれました。
「井伊直弼ってどう思います?」
「え、井伊直弼? たしか開国論者だったですよね……こう、真面目な人だったんじゃないですか」
「でもあの開国方針って阿部正弘の継続で、あの人の意見じゃないんですよ。そもそも……」
「ちょ、ちょっと待っ……!」
 好きといってもおおざっぱな知識しかない幕末の政治状況のことを細かく聞かれるという酷い目に。
 やはり知ったかぶりはいけないなあと痛感させられました。歴女あなどれぬ。



今日の読書
 そんなわけで今日は歴史小説を2つ

風の呪殺陣
徳間文庫 著:隆慶一郎

 織田信長の比叡山焼き討ちから生き延びた修行僧が、呪術を学んで織田信長を呪い殺そうとするお話です。
 といってもこの小説の主人公は織田信長のように思えます。呪いで呼び出された死者たちに囲まれても、平然とその様子を楽しむところとか、まさに魔王って感じがしてかっこいい。
 ただラストが今ひとつすっきりしないのですが、話によれば本来この小説はラストを大幅に書き直す予定が、作者死去のためそのまま出版したそうです。
 そういわれると、本当の結末は……と思いとても残念です。

スパイ武士道
集英社文庫 著:池波正太郎

 妙なタイトルですが、真面目な歴史小説。
 舞台は江戸時代の小さな藩。主人公はさえない下級武士だったが、実は幕府から派遣された隠密(スパイ)だった。彼は藩に隠された八万両の大金をさぐる任務を命じられる、という内容。
 藩の一家臣でありながら、幕府のスパイということで、両者の間で心が揺れそうなものですが、あまり悩まずすぱっと割り切っているあたりが面白い。
 スパイ戦的な要素があり、誰が味方で誰が敵かわからないところが、スリリングでいい。一つの謎を追っていくといくつもの謎が増えてきて、最後まで楽しめます。
 ラストではほとんどの謎が明かされますが、たった一つの謎だけが明言されず、「ここまで書けばいわなくてもわかるでしょう?」といった具合で表現されているのがお気に入り。


2月25日
 妹の子が熱を出しました。
 どれどれ可哀想にと抱いてやると、見事に吐瀉物をぶっかけられるというハプニングが。といってもまだ、離乳食の段階まで進んでいないので、臭いもなく嫌な感じがしません。
 それともやはり、姪っ子だから嫌な気分がしないのでしょうか。むしろ、ガンバレという感じで微笑みさえ浮かびます。
 しかし、妹の母乳を飲んでそれを幼女がリバースしたものをかけられて喜んでいるなんて、どんだけ変態なんだ私。
 そんなバチあたりなことを考えていたら、病気をうつされて39℃の熱を出して寝込みました。おのれー。

<コメントレス>

>21:55 どれ、ちょっと君の読書スパイラルに貢献してみよう。
 おお、ありがとうございます。
 とはいえ、まだ本が買えるほどたまってはいません。まあそう簡単にいくはずもないので、今年いっぱいで文庫本一冊が買えればいいかなあと思ってるくらいです。



今日の読書
ねじまき鳥クロニクル
新潮文庫 著:村上春樹

 3巻通して読みました。
 なんというか、今まで読んできた小説とはだいぶ違っているので、新鮮です。
 メインは、仕事をやめて無職になった主人公が、いなくなった猫を探しているうちに、妻まで失踪したのでそれを追い求める話、とも言えるのですが。
 しかしその他にも、ノモンハンで偵察に出た旧日本軍兵士の話やら、満州から引き揚げて霊媒治療のようなことをしている女性の話やら、かつらメーカーで働いている少女の話やら、いくつもの小さな話がかすかなリンクで積み重なっている形式。
 しかしそのお話同士が表面的なリンクのほかにも、隠喩でも繋がっていて、読んでいて「あ、これはさっきの物の比喩かな」と思えるような部分がところどころに出てくるのが面白い。
 ですがその隠喩が、気のせいかもしれないというほどさりげないので、もしかしたら自分が考えているよりもしっかりとした起承転結がバックにあるのかも、いや思い過ごしか、などと悩んでしまったりもします。
 とはいえ、あまり深く考えずに読み進んでいっても楽しめるあたりが、よくできた小説だと思いました。


1月4日
 今年は国民読書年だそうです。
 なので今年の私のテーマも読書にしようと思います。目標数は今年中に100冊くらいで。もちろん漫画は除きます。
 そして読んだ本の簡単な感想をここに書いていこうかと。
 せっかくだから、アマゾンのアフィリも貼っておきますか。画像も増えて賑やかになりますし。
 ここからクリックして購入すると私に数%の分け前が入るそうですが、まあ入らんでしょうね!(爽やかな笑顔で)
 万が一入ったらご報告します。そしてそのお金で、アマゾンで本を買います。読書スパイラル!


ロボット
岩波文庫 著:カレル・チャペック


 原題は「R.U.R」(ロッサム・ユニバーサル・ロボット社)
 ロボットという言葉を最初に発明した戯曲です。
 もっともこのお話に出てくるロボットというのは機械で出来ているんじゃなくて、なにか生体部品のようなもの(説明文では「化学的には異なるがまるで生き物のような物質)で作っています。
 しかし人間そっくりの姿をしており、人間の変わりに労働をしてくれるという点ではまさにロボット。そもそもロボットという言葉自体が労働を意味するロボータから来てるのですが。
 お話としては、ロボットを大量に増やして戦争に使うようになり、やがてロボットが反乱を起こして人間が滅亡するというあたりは、ありきたりな感じがするストーリー。
 しかし、ちょっと異色なのが、ロボットが世界中にいきわたった時点で、人類に子供が生まれなくなるという展開でしょう。
 これはどういうことかというと、旧約聖書では労働というのは、エデンの園を追い出されたときにアダムが神から与えられた罰だということになっています。ちなみにイヴが与えられた罰は、苦しみながら子供を産むこと。
 ですのでロボットが労働を肩代わりするようになると、人間は労働という罰から解放されたために、子供を産む罰からも開放されたのです。作品中では描かれませんが、登場人物の一人が「もう我々は年を取ることもない」と発言してます。
 昔の話(1921年初版)だからかもしれませんが、SFの中にキリスト教的要素が密接に絡み合ってる様が面白いです。
 そしていつも戯曲を読むと感じるのですが、セリフの一つ一つがとても練られていて味わい深いです。

ヘレナ 「ガル、この花も実を結ばないの?」
ガル博士「もちろん、これも不毛な花です。人工的に促成栽培された――」
ヘレナ 「かわいそうなうまずめの花!」
ガル博士「そのかわりとてもきれいです」


1月3日
 みなさま新年あけましておめでとうございます。
 昨年は閲覧いただきありがとうございました。今年もよろしくお願いします。
 さて、今年の私は一味違います。
 いろいろ考えた結果、どうも私はゲームをすることによって時間を無駄にしているのではないかと気づいたのです!
(いまさら)
 ですので今年の決意は、ゲーム禁止(ただし東方を除く)。

 ……いや、ほら、東方はやらないと、二次創作が書けないじゃないですか。






近況とか過去ログに戻る
ホームに戻る