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――夢
夢の中にいる
いつもと同じ
ずっとずっと同じ風景の繰り返し
ゆっくりとまどろみにゆられながら
ただ一つのことだけを願う
目を閉じて、次に開けたとき
別の風景が見えますように、と
朝。朝日が差し込む部屋で、祐一は眠っていた。
目覚まし時計がカチリと音を立てる。アラームを鳴らす時間になったのだ。
時計の上にくっついた猫型のギミックが作動しはじめ、あらかじめ録音された音声が流れ始めた。
「あーさー。あさだよー。朝ごはん食べて、学校いくよー」
気の抜けそうな声に、眠っていた祐一は飛び起きた。
「な、名雪か!?」
すぐにその声が目覚まし時計から発せられていることに気付く。
「かえって眠くなりそうだな」
かすかに嘆息をもらしつつ、目覚ましを止めた。
そのままベッドから降りて、軽く伸びをしてから、ベランダに続く窓を開けた。
たちまち寒風が吹き込んでくる。外は一面の雪景色だ。
「うう、さむ」
身を縮こまらせ、窓を閉めようとしたそのとき。
隣の部屋から無数のベルが鳴り響いた。
祐一は耳を押さえつつ、慌てて隣の部屋に向かう。
「名雪、おい名雪! 開けるぞ」
ドアを開けると、大音響はさらにすさまじさを増す。
「うっわ」
部屋には無数の目覚まし時計、それらが一斉にベルを鳴らしている。そんな騒音の中、名雪は安らかな寝息を立てていた。
「名雪、起きろ。名雪!」
「……うにゅう」
「うにゅうじゃない。朝だぞ!」
そう叫んでもみても、目覚ましの大音響の中ではたいした効果もない。
「名雪! …………ああ、もう! うるせぇぇぇ!!」
轟音に耐えかねた祐一は、目覚ましを次々と止めはじめた。
「はい、消えた!」
昔の某クイズ番組のような掛け声とともに、最後の目覚ましを沈黙させた。
「起きろってのに、こら!」
「うーにゅっにゅっにゅっにゅっ」
寝ている名雪の肩を激しく揺さぶる。それで彼女はようやく目を覚まし、身を起こした。
「……ん? 祐一?」
「やっと起きたか」
いまだ眠そうな目のまま、名雪はベッドから降りて立ち上がる。
「おはようございまふぁー」
そして、立ったまままた眠り始めた。
「寝るなってのに!」
第2話 雪の中の入祭唱(イントロイト)
そんなわけで第二話。
いつものモノローグに続いて、朝の光景で始まります。
祐一の「はい、消えた!」というのは愛川欽也のマネですね。名雪が揺すり起こされるときの「うーにゅっにゅっにゅ」という声が可愛すぎてたまらなかったり。
ともかくなんとか名雪を起こして朝食の時間です。
食卓で祐一と名雪とはトーストと紅茶で朝ご飯をとっておりますが、名雪の方はなんかまだ眠そうです。Kanonではお馴染みの、最高最悪に寝起きの悪い名雪描写。
転校初日ということで若干緊張ぎみに、素のままのトーストをかじる祐一。
「祐一。ジャム、つけないの?」
不思議そうに訊ねる名雪。彼女からみれば、ジャムのないトーストを食べるなど、おかずも無しに米を食べるようなものなのでしょう。
「俺、甘いの苦手なんだ」
そう言って、トーストを平らげる祐一に、
「甘くないジャムもありますよ」
と、声をかける秋子さん。
それを聞いたとたん、名雪は眠そうな目を一瞬で覚醒させ「ごちそうさま!」と宣言して立ち上がります。
「祐一さん、こんなジャムなんてどうかしら」
秋子さんがオレンジ色をしたジャムの瓶を食卓に置きます。それを見て、逃げるように部屋から出てゆく名雪。
そんな彼女を不審そうに見つめながら、祐一は秋子さんの持ってきたジャムを塗ったトーストにかじりつきました。
ぐにゃあ……
次の瞬間、急に風景が揺らぎ始めます。
「どうですか?」
聞いてくる秋子さんの声も、洞窟の果てから届いたように揺らいでいます。
「こ、これ。なんのジャムですか?」
「秘密です」
「すごく複雑というか、独創的な味なんですけど」
「特製ですから、わたしにしか作れないジャムなんですよ」
「ジャム、なんですよね。これ」
「もちろんですよ」
顔中汗まみれの祐一。そのとき、名雪が部屋に戻ってきました。
「祐一、行こう」
名雪の声に、命拾いしたとばかりに立ち上がる祐一。
「まだ残ってますよ、祐一さん」
「すみません、急ぎますので!」
「そうですか……残念です」
祐一は慌てて逃げ出しました。
ここで通称「謎ジャム」の初登場となりました。
オレンジ色をしたジャム、ということで見た目はマーマレードに似ているのですが、食べた瞬間に福本伸行の漫画みたいに顔が揺らいだりするので、その恐ろしさといったらもう。
あと、逃げ出した祐一を見送って残念そうに謎ジャムトーストにかじりつく秋子さんが可愛くてたまりません。くそぅ京アニめ!
二人連れ立って学校に向かう名雪と祐一。途中で除雪車(タイヤショベル、と呼ばれる種類です)が横切り、いかにも北国感をかもし出しています。
しかし、こうなるとやはり名雪の制服が気になります。ありゃ絶対に寒い、寒すぎです。ミニスカートはともかく、上着や靴下くらいはもう少し厚手のものにしても……。
だというのに名雪は微塵も寒さの気配を見せず、しっかりコートを着込んでいる祐一が凍えてガタガタ震えています。
通学路の途中。
「祐一。このあたり、覚えている?」
「いや、あんまり」
「そのうち、思い出すと思うよ。ふぁいと、だよ」
7年前はよく来ていた場所があまり思い出せないという祐一。彼は思い出せないならそれでもよいと言いますが、名雪は「祐一に思い出してもらいたいって願っている人が一人でもいるのなら、思い出したほうがいいと思うよ」などと食い下がります。
ええい、これだから幼馴染というのは恐ろしい。
そんな話をしているうちに、いつのまにか登校時間が迫っていることに気付き、二人は走り出しました。
予鈴のなる学校の玄関。全力疾走してきた祐一は息を切らせてうずくまってます。ですが、それについてきたはずの名雪は汗一つかいていません。
そんな様子を不審がる祐一に名雪は「私、陸上部の部長さん」と言います。しかし、いくらなんでもそんな平気なものでしょうか?
さっき、走り始めた前のシーンでは名雪の腕時計は8時20分を指していました。通常の高校ですと(Kanonの学校が高校かは明らかではありませんが)始業時間は8時半ですので、予鈴は5分前に鳴るとすると二人が走ったのは5分間。
陸上部員が遅いぺースで走っているだけなら汗もかかないだろうという気もしますが、だとすると祐一はよほど体力がないということに。大丈夫か祐一。
学校の玄関ですので、他の生徒も次々と登校してきます。香里や北川とも出会います。
ここで気になるのが、女子生徒がみんなコートを着ていないということ。祐一や北川は着ているというのに。みんなあんなに薄くて短い制服だけで寒空の下を歩いているなんて異常です。
いや、まあ、北海道でも氷点下の空気の中、女子高生がミニスカート姿で歩いてますが(でもコートやマフラーくらいは……)。
「相沢祐一です」
転校生恒例、クラス前での自己紹介です。図ったように名雪達と同じクラスでした。なんか都合がいい気がしますが、きっと2クラスくらいしかないに違いない。
さらに席位置まで、名雪・香里・北川のすぐ近くになっています。ここまで来ると、どこか陰謀の匂いを感じさせます。……名雪か?
今日は始業式のため、このショートホームルームだけで学校は終わります。ひそかに時計が11時を指しているので、全校集会などはホームルーム前に行われたのでしょう。
ところでこの教室、気になるのがコートをしまうところが見当たらないということです(毎回どうでもいいところばかり気にしている)。
ちなみに私の通っていた札幌の学校では、だいたい教室の後ろの壁にフックがずらりと並んで取り付けられていて、コートはそこに引っ掛けておりました。
このKanonの教室では、後ろに下駄箱サイズのロッカーケースが並んでいますが、コートを入れるにはちょっと小さい気がします。無理に詰め込んだら、しわくちゃになりそうです。
……そうか、だから女子生徒はコートを着てないのか!(無理のある納得)
放課後。香里は部活に出かけ、北川はそこに声をかけますが、見事なまでに無視され、泣きながら追いかけていきました。
なんか北川、すごいヘタレです。というかこいつ、北川じゃなくて春原じゃないのか!?
※春原
Kanonと同じブランドが出してる別作品「CLANNAD」に出てくるキャラ。金髪男子。ヘタレ。
名雪も陸上部の活動に向かい、祐一は途中まで付き添って行きます。
「そうだ名雪。俺がお前の家に居候していることは、絶対に言うなよ」
「え。どうして?」
「いい噂になるような話じゃないだろ」
「あ……ごめん、手遅れ」
「へ?」
「今日の朝、みんなに言っちゃった!」
「言うなぁ!」
こうして既成事実が作られ積まれ、着々と外堀を埋められてゆくのです。名雪……怖い子!
ふざけて逃げ出す名雪。割と必死に追いかけてる祐一。二人が階段を駆け下りていると、名雪が足を踏み外しました。
「名雪!」
そのときちょうど、階段の下の踊り場に二人の女生徒が現れました。佐祐理さんと舞です。名雪は腕を広げて、真正面から二人に突っ込んでいきました。たまらず倒れこむ三人。
「いた……」
突き倒される佐祐理さんと舞。ですが名雪は、顔から落下したはずなのに、尻餅をつく体勢で着地しています。佐祐理さんと舞に衝撃を吸収させ、自分だけは受身を取ったに違いありません。すごいや名雪。ひどいよ名雪。
祐一は祐一で、名雪の心配などそっちのけで視線は舞に釘付けでした。なに気にしてるんだ祐一。なんか舞の胸ばっかり見てたみたいだぞ祐一。ちなみに私は太ももの方が気に(どうでもいい)。
幸い、誰一人怪我はありませんでした。祐一の不躾な視線にさらされることを嫌った舞は、そそくさとその場を離れます。ちゃんと祐一たちに挨拶をしてから、その後についてゆく佐祐理さん。
階段を上ってゆく二人を見上げ続ける祐一。Kanon女子制服の凄いミニスカートに、なにかを期待していたとしか思えませんでした。
ここでCMに入りました。
『TVアニメKanon。DVD第一巻は、一月一日発売』
元旦に発売って……地方じゃ店が開いていない気がするんですが。
CM終わって。
名雪は部活に向かいます。祐一は真っ直ぐ帰らずに、学校の中を軽く見回ってゆくことにしました。
ですが名雪は「この学校広いから、迷子にならないように気をつけてね」などと心配顔。それに対して「心配しすぎなんだよ」などと余裕を見せながら、祐一は名雪と別れました。
「迷ってしまった……」
舌の根も乾かないうちに迷子になった祐一。
歩いているうちに、屋上へと続く階段を見つけました。階段の上の踊り場には、なぜか畳んだレジャーシートがあります。
「誰かが、ここでメシでも食ってんのか?」
この設定は後々生かされるはずですので、要メモです。
屋上への鉄扉を開くと、その向こうは深々と積もった雪が一面に広がっています。グラウンドの位置を確認しようと屋上に踏み出した祐一ですが、数歩歩いたところで滑って転び、身の危険を感じて退散。
その後も校舎内をさまよう祐一。
ドアを開けると、図書室だったり。
ドアを開けると、実験室だったり。
ドアを開けると、コンピュータ室だったり。
ドアを開けると、美術室だったり。
「か、完全に現在位置を見失った」
途方にくれる祐一。
よく考えると、さっきまでグラウンドの位置を探していたのに、ドアを開けまくっている行動は謎です。明らかに外に通じてなさそうなドアばっかり開けてるし。祐一……バカな子?
「相沢くん。なにしてんの?」
うろうろしていた祐一を香里が見つけ、声をかけてきます。
香里に案内を頼み、やっと祐一は迷子ではなくなりました。
「相沢くんって、名雪に聞いてたとおりの人ね」
「あん?」
「前から聞いていたの、あなたのこと。不思議な人だって」
「不思議ぃ? どこが」
「さあね。名雪に聞いてみたら? 今日の名雪、あたしが今まで見た中で、一番嬉しそうだったわ」
「今日って?」
「相沢くんと先生が、教室に入ってきたときよ」
香里は祐一と並んで歩きながら、そんな会話を交わしていました。
名雪の策謀が、一手ごとに着実に祐一を追い詰めている様がわかります。
祐一はようやく校舎から脱出しました。校舎の正門で香里と別れます。
香里は北川を待たせたまま置き去りですが、「ま、いっか」の一言で済ませます。北川ますますかわいそう。
祐一は、レンガ畳の商店街通りに来ていました。秋子さんから、おでん種の買い物を頼まれていたのです。
スーパーに向かおうとする祐一の背後から、不意に脅威が迫ってきました。
「どいてどいてどいてー!」
ダッフルコートの少女、月宮あゆです。人が10人は横に並んで歩けそうな道幅だというのに、祐一めがけてまっしぐらに突っ込んできます。どう考えてもわざとです。
振り向いた祐一は、回避態勢に移ります。
「よし。箸を持つ方に避けるんだ!」
なんで素直に右って言わないんでしょうか祐一。あのうぐぅは左右もわかるまいとか思っているんでしょうか祐一。
結果、祐一は右に飛び、あゆは左に飛びました。やっぱり正面からぶつかる二人。
「うぐぅ、左利きー」
「……そこまでは、読めなかった」
「そうだ! 逃げないと!」
祐一の手を取って、駆け出すあゆ。その手には紙袋。
「またか! またなのか!」
また食い逃げです、このうぐぅは全然懲りてません。素直に付いていってる祐一も懲りないというか、人付き合いがいいというか。
商店街を駆け抜けた二人は、人通りの無い並木道に辿り着いていました。
「ずいぶん、辺鄙なところだね」
「なんで二日連続で逃げてんだ。金は昨日払っただろう」
「今日もタイヤキを買いにいったんだよ。そしたら、また財布がないことに気付いて」
「そこにまた猫が来たのか?」
「ううん。こんどは野良犬くん」
昨日とおんなじこと繰り返しています。
「……で、また逃げて来ちゃったんだよ」
「はぁ……同じことを何度繰り返せば気が済むんだ、お前は」
「うぐぅ」
……なんかこの二人の会話、多重債務者とその借金を肩代わりする親族の関係みたいに見えてきました(酷い例え)。
とりあえずやっちまったものは仕方が無いので、タイヤキを食べることにした二人。
「おいしいねー」
「……あとでまた謝りに行くからな」
謝って済んだら司法制度はいらないです。こうして人は遵法精神を失っていくのです。
あと、あゆなんですが。こやつ、右手でタイヤキを掴んで食べてます。先ほどの「左利き」発言が早くも疑わしくなってきました。
「ねぇ、さっきこんな道通ったっけ?」
「俺は、お前の横歩いているだけだぞ」
「ボクも、キミについて歩いているだけだよ。こんなとこ、来たことないもん」
一陣の風が吹き抜けていきました。
<本日の祐一のフローチャート>
走らされる → 迷子になる → 走らされる → 迷子になる
「もしかして……キミも知らないの?」
「あのなあ。地元の人間が知らないものを、おととい引っ越して来た人間が、知ってるわけないだろう」
「引っ越してきた……」
「ああ。七年前には、よく遊びに来てたけどな」
「もしかして……あいざわゆういちくん?」
「あん?」
「……昨日会った時から、そうじゃないかって思ってたんだ。名前一緒だし。変な男の子だし」
その会話で祐一も思い出します。七年前に会っていたあゆという女の子が、今目の前にいることに。
「あゆ、か?」
「うん! ボクだよ!」
「……久しぶりだな」
感動の再会シーン。あゆは目を潤ませています。
「おかえり。祐一くん!」
シャラララーンという効果音とともに謎の発光球体を周囲に散らして、両手を広げてあゆは祐一へと駆け寄っていきます。
「おわっ!」
危険を感じた祐一は、素早いサイドステップでその突進を回避。あゆはそのまま勢いあまって立ち木に正面からぶつかりました。
「悪い……つい条件反射で」
「避けた。祐一くんが避けたー!」
泣き出すあゆ。そのとき、雪が落ちる音と小さな悲鳴が聞こえます。
声のした方向を見ると、ストールをまとった少女が頭から雪をかぶって尻餅をついていました。散らばった買い物袋とお菓子。栞登場です。
あゆがぶつかったせいで、木の枝に積もった雪が落ちてきた。あゆのせいにする祐一。
祐一くんが避けたせいで、感動の再会シーンで木にぶつかった。祐一のせいにするあゆ。
二人の夫婦漫才のようないがみあいを、栞は尻餅ついたまま呆然として見上げていました。ミニスカート姿で雪の上に座ってるので、かなり切ない事態になってそうです。
なんかこの、呆然とした栞がとても可愛いところがこのシーンの見所です。
祐一は栞に謝り、散乱したお菓子を拾い集めました。
あゆは特に謝りもせず、散乱したお菓子を拾い集めました。
散らばった荷物をちゃんと集めて、祐一とあゆは栞とともに歩き始めました。
強力なニーソックスヒロインである栞に対抗するために、あゆはしきりに祐一に話しかけ、七年前の思い出などを話して牽制をかけます。名雪だけではなく、あゆも侮れない存在ということがわかります。
栞に帰り道を教わり、ようやく商店街まで戻った祐一とあゆ。ちゃんとタイヤキ屋さんに謝ります。忘れてたらどうしようかと思いました。
夕暮れの中、二人はまた会うことを約束します。
「そうだ、昔みたいに指きりしようよ」
街並みを抜ける夕陽に照らされて、二人は指切りをして別れました。
また会おうねとかいいながら、あゆは連絡先も伝えません。
たぶんまた商店街で体当たりしてくるんじゃないのかと思い、祐一はため息をつきました。
スーパーで、当初の目的であるおでん種を買った祐一。
ちなみにこのスーパー、前回の話で名雪に誘われるも「迷子になりそうだ」とか言って断った場所です。きちんと買い物できてるあたり、祐一もとんだ食わせ物です。
そんな祐一の目の前に、布切れをローブのようにまとった怪しい人影が現れました。
「やっと見つけた」
「え?」
「あなただけは、許さないから!」
バサリと布を脱ぎ捨てると、中から少女が現れました。
「だれだお前!?」
キョン祐一のツッコミはもっともだと思います。
しかしそれにはかまわず、殴りかかる少女。
「かくごー!」
パンチとキックの連続技。
「なにやってんだ、お前」
全然体重の乗ってない攻撃に、体格のいい祐一は微動だにしません。しまいには少女は頭を押さえつけられただけで、まったく攻撃が届かず「あぅー」と悔しげに叫びます。
ちかくで見ていたおばあちゃんが、微笑んで去ってゆくほどほのぼのした光景です。京アニはこういう演出が入るのがいいなぁ。
「あぅー。お腹が空いてるから、それで調子が出ないのよー」
アンパンマンに出てくるカバ夫くんみたいな言い訳をする少女。叫んだかと思ったら、そのまま倒れて気絶してしまいました。
第2話 終
……ここで切るとは!
第2話感想のまとめですが、まだまだ序盤。式次第を意味するタイトルのままの段階です。
そんな中でも、異常なまでに幼い感じの秋子さんと、無口系キャラみたいな栞の可愛さが目を引きます。あと、あゆの行動はやっぱり変だよ!
次回予告。
「殺村凶子ー。なぜぇ!?」
キョン祐一の演技はやはり素敵だなあと思えるセリフ。どうやら真琴メインの話のようです。……あ、真琴って言っちゃった!
次回「第3話 記憶のない組曲(パルティータ)」
なんかこういうタイトルって、ソードワールドリプレイ第一部を思い出しますよね。「終わりなき即興曲(トッカータ)」みたいな(マイナーなネタ)。
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