日本における機甲師団の実力
2010/06/05





 そんなわけで、自衛隊の戦車パレードを見に行ってまいりましたー(タイトルの簡単な説明)。

 私の住んでいる札幌市のすぐ近くに、陸上自衛隊第七師団があります。
 これが日本唯一の機甲師団で、簡単に言えば戦車いっぱい持ってる部隊です。
 それが55周年記念パレードとして、400両が行進したりするというのですから、これは見逃すわけにはいきません。
 さっそく友人と連れ立って、札幌から車で一時間ほどの東千歳駐屯地に行ってまいりました。

 到着すると、早くも駐車場の近くに戦車が展示されています。
 どうやらイベントのときだけではなく、ずっと屋外展示されてるものもあるようです。

61式戦車。1961年に制式化されました。

NG「ほらあれ! 61式戦車があるよ!」(←ファーストガンダム好き)


60式自走無反動砲。

友人「いや、どっちかといえばこっちの方が61式っぽいだろ。連装砲だし」(←ファーストガンダム好き)

 そんな風に、アニメに登場する兵器に例えながら、早速はしゃぎはじめます。


たぶん実戦では役に立たない。

個人的にすごいカッコいいと思った試作車。四連装砲とか最高。




 そうやって展示兵器に大喜びしていると、いつのまにかパレード開始の時間になっていました。
 急いで会場の滑走路へと向かいます。
 すでにずいぶんと観客が集まっていましたが、それよりも圧倒されるのが戦車と整列した人員。

ずらーっと。

見渡す限り並んでます。

来るのが遅かったので、前の人が邪魔なポジションしか取れませんでした。

 さすがに400両もの戦闘車両のパレードとなると圧倒されるものがあります。
 ついたときには来賓の政治家(名前は忘れました)が演説をしていましたが、
「今の日本は、身内に犯罪者がいる政治家が国政を担っています。本当に大丈夫なんでしょうか」
みたいなことを言い始め、観客の間から笑い声が漏れます。
 でも自衛隊員の皆様は、笑わずに必死に耐えてました。……笑ってはいけないイベントだから大変だ。

 そしてようやくメインイベントの、戦闘車両パレードが始まりました。

87式自走高射砲。

対空戦車に。


99式自走155mmりゅう弾砲

自走砲に。


F−15J……のはず。

千歳の航空自衛隊からF−15まで飛んできます。



90式戦車。角ばってるので見分けやすい。

そして90式戦車の登場。カッコいい!



普通に眺めてしまいますが、これだけの車両できちんとした横隊を組むって半端じゃない訓練が必要でしょうね。


 さすがに日本唯一の機甲師団だけあって、戦車も山ほど持ってて頼もしい限りです。
 次こそは! ……いえ、平和が一番ですよ?



 ともあれ、そんなわけでパレードも終わりました。
 あとなにがあったかなーと考えていると、『これより、訓練展示を行います』とのアナウンスが。
 訓練展示? なにを展示するんでしょうか? 戦車を近くで見るとかそういう話かな……と思ったら。

走れば地響き、撃てば横隔膜を震えます。あとかなりほこりっぽい。

戦車が走り回って空砲を撃ちまくり。



ロープを伝って降りたところ。

ヘリから降下部隊が降りてきて。



前の人の頭が邪魔!

自走砲が、凄まじい音を立てて砲撃(空砲ですが)行うという。


 「訓練展示」ってつまりは、一般参加者の前で演習をやってくれるということでした。
 当初は予想してなかったイベントに、私は友人とともにおおはしゃぎ。
 腹に響く重低音で空砲を撃ちまくり、砂埃を巻き上げて走る戦車に目が釘付けとなり、ろくに写真を撮ってませんでした。



 さて、訓練展示も無事終了し、大満足で家路につこうとしましたが……

NG「なんか向こうの建物で、隊員作品展示とかやってるみたいだよ」
友人「作品展示って、風景写真とか書道とか?」
NG「まさか美少女フィギュアがあるわけじゃないでしょう」

 そう話し合いながら、作品展示場に入ります。
 予想通り、書道とか写真とか油絵とかあり、他に熊の木彫りとかパッチワークとかいろいろあります。
 隊員が作ったものなら何でもいいのか!?

フォッケウルフFW190。

 まさにそうみたいで、フォッケウルフ戦闘機の模型とかもありました。
 第二次世界大戦好きの私としては、思わぬ目の保養。



 ……ん? フォッケウルフの向こう側になにかあるぞ。




















綾


波


レイ





 …………もちろんこれも隊員作品です。
 なんかもう、いろんな意味で日本の機甲師団の実力を見せ付けられたイベントでした。







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