私がパソコンを買ってから、もう1年と少しが経ちました。かつて8Gの大容量を誇っていたハードディスクも、とうとう残り容量が100Mを切っています。
そこで早速ハードディスクを増設することにしました。ついでにメモリも増やします。今安いと聞いたので……。
札幌市中心部の某大型電気店にてお買い物です。わからないところを店員さんに聞きつつ買うものを決めていきます。
「すみません。100MHzと133MHzってどう違うんですか?」
「パケット無しってどれでしょうか?」
「PC98とDOS/Vって種類違うんですか?」(←おい)
初心者まるだしの質問を店員さんに浴びせ掛け、ようやっと購入。戦果は128Mのメモリと30Gのバルク品ハードディスク。合計約2万5千円也。
帰ってから夜中になってから取り付け作業の開始です。ですがなにしろPCの増設は初めてです。やり方がさっぱりわかりません。
必死に説明書を見ながらドライバを回します。基本的な難易度は低いのですが、失敗するとかなりの損害なので、いきおい慎重にならざるをえません。
ゆっくりケースを外して、まずはメモリから取り付け……って、入りません。
いや、入る事は入るのですが、ストッパーが閉まらないのです。
説明書曰く
「ストッパーが閉じないのは、メモリの規格がちがいますにょ」(意訳)
とのこと。……買った種類を間違えた?私。
最悪の事態に震えあがりつつも、とりあえずすでに付いていた64Mのメモリを外して、ストッパーを引っ掛ける切り込みを確認する。……なんだ、同じだよ。じゃあなんでだろ?まあ、とりあえず戻すか……あ、64の方も入んなくなった。
どうやら恐ろしく強く突っ込まないと、ストッパーが働かない模様。渾身の力を入れて押しますが、マザーボードがたわんで私を脅迫します!なだめつつすかしつつ力強く押しこんで……
「バキッ!」
……なんか音がしましたけど、気にしないことにしましょう。
次にハードディスクの取りつけです。しかしこの時に問題が発生しました。
付けるコネクタは見つかったのですが、ハードディスク本体をどこに固定すれば良いのかわからないのです。
これで1時間近く迷いに迷いました。疲れ切って放心状態になったそのときにふと目に入る物が。
ガムテープ
その時天から声が、
「勇者よ、ハードディスクはガムテープで固定するが良い」
いや、たしかにそれやったら勇者ですね。
天魔の誘いを振りきり、苦心を重ねてようやく搭載終了。なんかネジが1本余りましたが気にしないことにします。
さーてやるか!って、なんで認識されてないの?
しかたないので、ハードディスクのマニュアルを見たら……英語だよ。全部。メイド・イン・コリアなのに。
自慢じゃありませんが、こう見えても私は中学生のときは英語の成績は1でした(高校のときは2)。
しかたないので、マニュアルをテキストデータにして、エキサイトの翻訳ページ(http://www.excite.co.jp/world/text/)で翻訳させて見ます。
ここのはちょっと文法が怪しくなりますが、まあ大丈夫でしょう。
2、コンピューターにハード・ディスクを検知させます。
あなたのコンピューターがIDE HDD自動検知(IDE HDD Auto Detection)を支援する場合、
2-1、ハード・ディスク・ドライブは自動的に検知されるでしょう。
2-2、場合、あなたのコンピューター服用量、ない、支援自動車、検知する、ユーザに入る、モードを定義し、
製品についての書かれた情報の委託によって、シリンダ、ヘッドおよびセクター用に正確なセッティングをセットする、
またいくつかの伝記がそうであるに違いない場合、LBAにHDDモード(HDD Mode)をセットします。
2-3、変更された詳細および出口をセーブします。
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翻訳文より抜粋。
……文法どころの騒ぎじゃないです。明らかに単語まで誤訳してます。支援自動車ってなんだ!?
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。アフロ犬にたいして殺意を覚えてきました。
その後、夜が明けるまで英語マニュアルと格闘するも分らずじまい。韓国に惨敗です。
「あああ、もう疲れたぁー。誰かやり方教えてよー」
弱音をこぼし、ふと気付く。目の前にあるパソコン(インターネット接続可能)。
……30分後、ネットで解説HPを読んだ私は、問題を無事解決しました。
DOSでFDISKかければ良かったんだね。
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