ジーク・ソーテック
2001/03/24





 3日ほど前、キーボードが見事に壊れました。
 私はSOTEC製のPCを使っているのですが、前回見事にモニターが不良品でした。そのために友人達より

「だからソーテックはダメなんだ」

 などと心無い言葉を浴びせかけられた、苦い経験を持ちます。
 そのときは無料で新品と交換してもらえましたが、今度は無理かもしれません。なにしろ購入後1年が過ぎていて、保証期間の外です。
 とりあえず、分解してみましたが、原因不明。まあ、直せるとは思っていませんが。
 で、まあ組み立てなおして使ってみたら……直ってるし。
 ホコリのせいかな?と思って気を取りなおして再び使い直したら、しばらくしてまた壊れました。
 これはしかたがありません。SOTECテクニカルサポートセンターに電話です。ちなみにここは、前回は2時間近く待たされたという、イヤな思い出があります。
 「しばらくお待ちください」のアナウンスとともに、欠片も聞き覚えの無いBGMがエンドレスで約120分。フリーダイヤルでなければ危うく本社に火を放つところでした。

 ――ですが、今回はすぐにつながりました。どうやらあちらさまも社屋全焼は避けたいようです。

ソーテック「はい、こちらソーテックテクニカルサポートセンターです」

 爽やかな感じの声のお兄さんです。おそらく二十代半ばという頃でしょう。

えぬじぃ「すみません。キーボードが壊れたのですが」

ソーテック「どのような故障でしょうか?」

えぬじぃ「かくかくしかじか……」

ソーテック「はい、わかりました。ではシリアルナンバーをお教え下さい」

えぬじぃ「(なんで?)……えーと。○○○○○○○○○です」

ソーテック「わかりました。そのナンバーですと不良品になっておりますね。

 ……おい。
 まるでモデルチェンジしました、くらいの気軽さで言ってきます。
 素敵すぎますソーテック。思わず「ソーテックに栄光あれー!」などと叫びたいくらいです。当然そのあとは自爆するんですけどね。

ソーテック「お客様のお電話番号は何番ですか?」

えぬじぃ「○○○−○○○−○○○○です」

ソーテック「えーと……前にもモニターの件でお電話頂いたえぬじぃ様ですね?」

 故障の相談をデータベース化している!素晴らしい、これならどんな大量の不良品を出しても効率的なサポートが可能となる。これがソーテックの技術か……。

 って、最初っから壊れない物造ろうよ。


 ――結局新品との交換になりました。今は新品が届くまで、壊れるたびに分解しながら使ってます。
 ……今度こそ大丈夫だろうなぁ。







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